【驢】 26画 馬(16) 1級
[音] | ロ |
リョ |
[訓] | うさぎうま |
《意味》
ロバ
【驢】うさぎうま
ロバの別称。
「兎馬」とも書く。
【驢馬】ろば
ウマ科の哺乳類。
Wikipedia「ロバ」
【驢鳴犬吠】ろめいけんばい
下手でつまらない文章や聞く価値のない話のたとえ。
「蛙鳴蟬噪」「驢鳴狗吠」「驢鳴牛吠」
【海驢】あしか
アシカ科の哺乳類の総称。
「海驢」は漢名より。「海馬」「葦鹿」とも書く。
Wikipedia「アシカ」
【長尾驢】カンガルー
カンガルー科に属する動物の総称。
「袋鼠」「更格廬」とも書く。
Wikipedia「カンガルー」
【黔驢之技】けんろのぎ
自分の腕が悪いことを自覚せず恥をかくこと。
また、取るに足りない腕前。
「黔」は中国の地名、「驢」はロバのこと。
ある人がロバのいない黔にロバを連れて行って放したところ、トラは自分より体の大きいロバを見て初め恐れたが、ロバはトラを蹴るだけで他に何もできない事を見破られついには食い殺されてしまったという故事から。
【対驢撫琴】たいろぶきん
愚か者に物の道理を説いても役に立たないたとえ。
ロバに向かって琴をつまびいても何にもならないことから。
「対牛弾琴」「馬耳東風」
《字源》
声符は「盧(ろ)」。
「盧」はご飯を入れるための器の形。
また、黒色の意がある。
:「盧」の甲骨文字。